任意売却を損なく行うにはどんな不動産会社を選べば良いのか?検討中の方には是非知って頂きたい任意売却不動産会社の選び方についてまとめました。
任意売却は通常の不動産売却と異なる点がいくつかあり、依頼する不動産会社によっては、任意売却できたはずなのに競売になってしまったり、思わぬ損をしてしまうケースもあります。
任意売却に強い不動産業者の見つけ方や気を付けたいポイントなど分かりやすくまとめましたので、是非最後まで読んでみて下さいね。
任意売却に強い不動産業者の特徴とは?
ここでは任意売却に強い不動産業者の特徴を挙げます。ご自身が選ぼうとしている業者は当てはまるでしょうか?
- 任意売却の相談件数を公表している
- 任意売却に特化した専門家が在籍しているか
- 弁護士/司法書士と日頃から連携しているか
- 手続き/書類準備がスムーズか
- 1つずつ解説していきます。
ポイント1 任意売却の相談件数を公表している
任意売却について経験豊富ですと言われても、不動産業者が言う経験豊富とは何を基準に言っているのか?会社ごとに違いますし見分けづらいですよね。
分かりやすい見分け方としてはこれまでの任意売却相談件数を公表できているか?という点が挙げられます。
任意売却を片手間でやっている不動産業者の場合、任意売却を専門とする業者には相談件数で及ばないことも多く、件数を公表しない場合が少なくありません。
実績として発表できる相談件数があるということは、任意売却で選ばれ続けている会社であるという目安にできます。
ポイント2 任意売却に特化した専門家が在籍しているか
実は任意売却を専門としていない一般不動産売買の会社でも任意売却を取り扱うこと自体は可能です。
専門知識を持った担当者は、任意売却取扱主任者という資格を保有し活かしていることが多いです。時々任意売却を取り扱う営業マンよりも、任意売却の資格を取得し専門性を発揮している専門家の方が専門性が深く力になってくれると考えられますね。
ポイント3 弁護士/司法書士と日頃から連携しているか
任意売却に特化した不動産会社は弁護士や司法書士など任意売却を進める上で必要な専門家と連携しています。
任意売却相談をしてから弁護士や司法書士を探されても競売までの時間は迫ってきてしまう一方ですから、常日頃から連携している不動産会社を選ぶと良いでしょう。
ポイント4 手続き/書類準備がスムーズか
住宅ローンが払えず督促状などが届くようになり、競売になるまでにはタイムリミットがあります。
一般の不動産会社では備えていない任意売却に関する書類の準備や、債権者への申請手続きなど
任意売却に慣れている不動産業者であれば相談の時点で任意売却の流れを説明してくれて書類の準備から手続きまで代行してくれます。
任意売却で損をしないために出来ることとは?
なるべく良い条件で任意売却を成功させるために、自分自身で出来ることもあります。
その1 なるべく早く相談をする
競売になる前に任意売却をするにはタイムリミットがあります。「住宅ローンを払うのが苦しくなってきた」「半年後もローンを払い続けられるだろうか?」という段階で相談すれば、選べる選択肢もまだ複数残っている可能性がありますから、相談だけでも早めにしておくと良いと言えます。
その2 担当者が自分の希望に沿ってくれているかチェックする
自分はこうしたい、といった希望に担当者が沿おうとしてくれているか?「お任せ下さい」という言葉と行動が一致しているかを常にチェックする目を持っていましょう。
債権者との細かな調整やお引越し、お引渡し時期の調整、配分交渉の内容、残債後の凝った場合の支払い方法など担当者の都合で決められていないか確認することをお勧めします。
一般不動産会社と任意売却専門の不動産会社では何が違うの?
一般の不動産会社は主に一般売却を取り扱っているため、任意売却専門の不動産会社のように債権者への任意売却の手続きや書類の提出、配分交渉をする機会がありません。
そもそも書類は一般の不動産会社では備えがありませんので任意売却専門の不動産会社のように手続きがスムーズに進みません。
また、債権者へ提出する都度の販売状況の報告書や、契約時における契約書も一般の不動産契約とは異なってきますので、任意売却の機会がない不動産会社に依頼すると、任意売却が成立していたはずなのに競売になってしまい、結果、安く落札され多くの残債が残ってしまうケースもあります。
任意売却は細かな調整や交渉を伴うため、一般の不動産会社にはない経験が最大の違いですが、売主様の希望を尊重し負担がかからないよう進めるのも経験の数になります。
悪徳業者を見分けるポイントは?
ここでは悪徳業者の特徴を挙げますので、安心して任意売却するための参考にしてみてください。
特徴1 進行状況を報告してくれない
任意売却にはタイムリミットがありますので、売主にとって進行状況が分からないということは気が休まらないでしょうし、不動産業者として伴走力に問題ありと見て良いでしょう。頼もしい任意売却業者の場合、進行状況の報告は勿論、今後の生活のために最善の方法などの相談にも乗ってくれるでしょう。
調査費用などの名目で請求をする、先払いを求める
調査費用、コンサルティング料など何かしらの名目をつけて不動産仲介手数料以外の報酬を請求することは宅建業法違反に接触する可能性があり、悪徳業者の可能性があります。
任意売却が成立した時に仲介手数料が発生するのが正しい流れであり、成立していないのに先払いを求めるケースも注意しましょう。
任意売却の相談ならテスコーポレーションへ
ここまで実際の任意売却相談事例に基づき、任意売却に強い不動産会社の選び方と損をしないためのチェックポイントをまとめてみました。
任意売却は各々に事情があったり、その先の暮らしが掛かった重要な売却手段です。
安心してスムーズな任意売却ができるように、テスコーポレーションでは以下のような取り組みを行っています。
相談のみOK
今すぐ任意売却をしたい場合も、検討中の場合でも安心して売却をイメージ頂けるように相談のみ・質問のみのお問い合わせも歓迎しています。
任意売却取扱主任者の資格を持つプロがアドバイス
自分にはどんな選択肢があるのか?任意売却に悩む全ての方が理解納得して進めるように、任意売却取扱主任者が専門知識をフル活用してご提案しています。
スピード対応で競売を回避
スムーズに手続きを進めることで気が休まらない状況を減らし、競売回避に努めています。また、引っ越し時期や今後の生活の見通しを後回しにせず丁寧な相談対応を心がけています。
まとめ
今回は任意売却に強い不動産会社の選び方と損をしないためのチェックポイントをまとめました。
この記事を読んでご不明な点などがあれば、お気軽にお問合せ下さい。
任意売却を検討している全ての方が安心・納得の任意売却を成立させられるように、今後も有益な情報を発信して参ります。
投稿者プロフィール
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株式会社テスコーポレーション 営業部部長
宅地建物取引士・任意売却取扱主任者・競売不動産取引主任者・賃貸不動産経営管理士・マンション管理業務主任者
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