明渡訴訟とは
不動産の所有者が、家賃の不払いや契約違反等で、占有者に対し「当該不動産の明渡し」という判決を裁判所に求めるものです。
通常、6ヶ月~1年かかります。
判決が下りれば、強制執行がかけられます。
交渉で明渡しされるのが理想的です。
明渡訴訟に必要なもの
〇明渡訴状
〇不動産登記簿謄本
〇固定資産評価額証明書
〇法人の場合は代表者事項証明書
〇予納郵便切手 約6,000円
〇収入印紙(訴額に応じた手数料)
〇証拠書類
建物賃貸借契約書や内容証明郵便や配達証明書等
明渡訴訟で判決が下りると、強制執行の申立てができます。
強制執行申立て
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執行官による明渡の催告がされます
※執行官や鍵屋などが荷物の搬出の見積もり等をします。
※引渡期限を公示されます。
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強制執行断行
※住居に居座ったり、鍵交換の後勝手に入ろうとすると、刑事事件(不法侵入)になる場合があります。
競売の落札の買受人の場合は、簡略的に強制執行ができる「不動産引渡命令」が行えます。