「ネットの普及のせいで売上は年々減少して・・・他に借金もあるが破産はしなくない・・・」
地 域
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関東 |
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都 道 府 県 | 神奈川県 |
建 物 種 別 | マンション |
職 業 | 自営業 |
年 齢 | 62歳 |
残 債 | 700万円 |
売 却 額 | 500万円 |
ご相談内容
昔はアパレル会社に勤めてましたが、30年程前から自営で衣料店をしています。昔は年に何回もアメリカに直接買い付けに行くほど儲かっていたが、ネットの普及のせいか売上が年々落ちていき、事業用だけでなく生活資金も含めて3社から借り入れしており、滞納しては返済する生活になってしまいました。
住宅ローンは後回しになりがちだったため、とうとう期限の利益の喪失となりました。店はたたみたくないので、相談にのって欲しい。
解決方法
面談し、収入と支出のバランスは破綻しているので、今のお仕事で先の見通しがついていないのであれば、お店をたたんで仕事を探されることを提案しましたが、どうしても辞めたくないとのことでした。
一人なので今借りている店舗の2階部分に寝るところがあるので、住むところはなんとかなるとのことでした。
覚悟を決めていらっしゃるようでしたので、これ以上はこの件には触れず、任意売却に着手しました。
解決結果
物件は駅からバス利用となる高台にあるマンションの2階部分でした。前の道を挟んで墓地があり、内覧された方からはそれを理由にお断りされることが多く、販売は苦戦し、債権者から設けてもらった半年の任意売却の期間も終わり、競売の申立てをされました。
競売の手続きと並行しての任意売却になりましたが、引き続き販売活動を頑張り、裁判所の執行官の現況調査が終わって間もなく、購入者が見つかり早急に話を進め、入札開始までに決済まですることができました。
お店は相変わらず、うまくいっていないと笑顔でおっしゃていました。