督促状・督促書とは
債務者に対して債務の履行を促す書面です。
住宅ローンについては、金融機関によって異なりますが、住宅ローンを滞納すると、担当者から、ご自宅や勤め先などへのお電話や直接訪問で住宅ローンが滞納している旨を伝えられ事情を聴かれます。
続いて各納期限後20日以内に納付が確認できない場合は督促状が届きます。督促状を出すのは法律に基づいた義務的行為です。
返済が滞って初期段階の督促状は、文面もそれほど厳しいものではなく、返済を促す文面となっています。
単に支払いを忘れたなどの場合も多いためです。
しかし、何度も督促状が送られてくるようになると、文面は厳しくなり「返済が行われない場合は、しかるべき処置をとります」といった内容に変わっていきます。
この時点で返済を行ったり、返済についての相談を行わなければ、督促状から催告書に切り替わります。
多くの場合「○年△月×日までに返済がない場合には、法的手段等による解決を図ります」といったような、強硬な内容となっており、大変厳しい文面となっています。催告書は封書やハガキといった普通郵便ではなく、内容証明郵便で届くことが多くなります。
催告書はお支払いを促す通知になります。
滞納が続いてしまうと、期限の利益の喪失になり、競売手続きに移行してしまいますので、早めの対応をお勧めします。